仕事がひとつうまくいきました。
散歩中の老犬と目が合いました。
おいしいホットドックのお店を教えてもらいました。
この冬はたくさん雪が降ったのです。公園に私の背丈よりも大きな雪だるまが居るのを見ました。
でも今日は、とても暖かくて、こんな日は早起きしたあなたが軒先でバイクをいじっているんじゃないかと……
ついつい思ってしまうような陽気になりました。
きっともうすぐ目黒川の桜も咲くでしょう。
一度あなたを連れて来て、一緒に眺めたかったなぁ。
あなたを見送ったのは冬のはじめだったけれど、もう春がきてしまったようです。
あなたの居ない日々は毎日毎日あなたに伝えたい事でいっぱいなのです。
今まで、いつもいつもうれしい事や楽しい事を、一緒によろこんだり
一緒に笑ったりしてきてくれたこと、どうもありがとう!
そんなあなたと共に人生を歩めて本当によかったです。
その点において、常に私は幸せだったということと、今でもやはり幸せなのです、
と云うことを、願わくば、あなたに伝えたいです。
2014年3月24日 和子

手(hand)
右利き(万年筆 / Pelikan [M320パールホワイトEF]・インク / Dr.Jansen[フレデリックショパン])

紙(paper)
他界した夫宛(レターセット / 無印良品 [植林木ペーパー])

人(person)
和子(33歳 / 販売員)
入筆時間
1時間
好きな言葉
ありがとう
好きな本
パウロ・コエーリョ「アルケミスト」
最後に手紙を書いたのは?
一昨日、友人宛
手紙人になった感想
人に想いを伝えるには、手紙にするといいと思っていました。でも、出す宛のない手紙は、なかなか書く気分になれませんでした。
今回、手紙人になって、心の中にたまっていた想いを表現することができて、とてもよかったと思います。ありがとうございます。