手紙人 No.015
吉村 光司 / Koji Yoshimura
「大切な地球へ」

    拝啓 地球様
    お元気でしょうか?あまり元気すぎて噴火されてもキツイのですが…
    あなたの事を好きだというと、たいてい変人扱いを受けます。
    「大袈裟だよ。」とか。人は少し小さく、近いモノが好きな方が好感をもたれやすいようです。
    あなたより国、よりも県、よりも町。その小さなコミュニティが好きでありながらも宗教や科学、不安や夢、実態の無いことばかりにとらわれているようで、よほどそちらの方が大袈裟だと思うのです。

    いずれにしろ、私はあなたが好きなのです。さっき言った実態の無いものよりも、あなたの方が46億倍はステキですから。私は、有限なものを無限にあるかのようにふるまうのは愚かだと思います。私たちは「時間」を、そうしやすいのです。

    あなたの在る現実ってモノがロマンチックなもんだと、そう感じることができるだけで私たちの時間は素晴らしいものになると思っています。
    そのあなたを囲む空間はさらに大きく、ナゾなのでそちらもステキなのですが、あなたがいなければそれにも気付けないのですから、私にとってあなたがとても憧れなのです。

    吉村光司






    手(hand)
    右利き(鉛筆 / "MITSU-BISHI" 9800 HB)





    紙(paper)
    もちろん地球宛(レターセット / Natural Paper Gallery color assorted letter set)





    人(person)
    吉村光司(30歳 / 美容師、DJ)


    入筆時間
    10分
    好きな言葉
    最初の2秒の"なんとなく"が正しい!
    好きな本
    チャールズブコウスキー「町でいちばんの美女」
    最後に手紙を書いたのは?
    2年前、母に。
    手紙人になった感想
    誰かに、というのは思いうかばないくらい普段しゃべってたんだなと反省しました。またやりたいくらいです。
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