大親友の君がこの世を去ってから半年が経った。
今でも時々君のことを思い出す。
小中高大とずっと一緒にいた日々は僕にとって、
それは大きな宝物であり、二度と戻らない時間。
共に笑い、共に泣き、ケンカし、部活の時も、
受験のときもお互いに励ましあってたね。
僕は君から大切なことを学んだ。
生きる喜びと、諦めない気持ちと、優しい心。
三年前の夏に君の癌が分かったとき、
すごく落ち込んでいる僕に君は「大丈夫っしょ。」と
いつもの冗談のように笑っていた。
仕事が忙しくてお見舞いに行けなかった時も
「俺は大丈夫だから。仕事頑張れよ。」と励ましてくれた。
だけど君は突然いなくなった。少し前まで、元気そうに笑っていた君が。
本当は一番辛いのに。僕は悔しくて悔しくて泣いた。
人はいつ死ぬか分からない。今ある命を、時間を、
誰かのために精一杯生きようと決めた。
そして、君のように優しくて、たくましい人間になろうと、そう決めた。
いつもありがとう。これからもよろしくな。
渡邉 善央

手(hand)
右利き(ボールペン / ZEBRA [サラサドライ0.5])

紙(paper)
他界した大親友宛(OA用紙 / PLUS Stationery [いつもの普通紙 A4])

人(person)
渡邉 善央(22歳 / 人力車俥夫・歌手)
入筆時間
40分
好きな言葉
笑顔で全力で
好きな本
読みません
最後に手紙を書いたのは?
小学生の時に母に
手紙人になった感想
かなり久しぶりの手紙で少し緊張しました。
書いてみると色んな想いが沢山出てきて、
とても楽しかったです。
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