初めまして。矢野康博と申します。せっかく手紙を書くのだから、
お会いしたことはないけれど、ずっと憧れているあなたに宛てて
書いてみようと思い、筆をとりました。
「人は、書くことと、消すことで、書いている。」大学生のときに見た
あなたのこのキャッチコピーが頭から離れず、今でも僕の一番好きな
コトバになっています。誰の毎日の中にでもあるありふれた瞬間を、
シンプルに、でも温かく発見のあるコピーに仕上げていく。
簡単そうに見えて、とても難しい。そんな価値あるコトバを書く人に
自分もなりたいと強く思っています。
年を少しずつ重ねていく中で、「憧れは憧れだから」と物分かりが
良くなっていく今日この頃。誰かの素敵なコトバに悔しいと思える内に、
何かをカタチにしていければと思います。
初めての手紙で一方的な決意表明のようになってしまい、すみません。
そういえば、僕もあなたと同じ大学の出身なんです。知ったとき、
無性に嬉しくなりました。価値あるコトバを書いて、少しでも
憧れに近付ければと思います。
矢野康博

手(hand)
右利き(鉛筆 / トンボ鉛筆 [Tombow-8900])

紙(paper)
岩崎俊一さん宛(便箋 / デザインフィル [オリジナル用紙便箋 B5サイズ])

人(person)
矢野康博(26歳 / 文房具メーカー勤務)
入筆時間
30分
好きな言葉
人は、書くことと、消すことで、書いている。
好きな本
岩崎俊一「幸福を見つめるコピー」
最後に手紙を書いたのは?
2年前。職場の同僚に。
手紙人になった感想
「言葉にする」と改めて気付くことがあったり、より想いが強くなるなぁと実感しました。
自分が書いた言葉に恥じないように生きたいと思います。
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