手紙人 No.055
山田 秋 / Aki Yamada
「あなたへ」

    「いつか、また会いましょう」
    そんな消えてしまいそうな約束が守られたとき、
    あなたはなんて言うでしょうか。
    変わったね、と驚くでしょうか。
    変わってないね、と笑うでしょうか。

    憧れに追い付けず、立ち止まってしまう自分を
    認めたくないような、半ば諦めていた時期が
    ずいぶん長かったように思います。

    それでも、少しずつ自分を表していくと、
    それを拾い上げて形にさせてくれました。
    知らなかった感情を教えてくれたり、
    ひとりでは決して出会えないようなものを
    見せてくれました。

    たった22年しか生きてないけども、
    無くしたくない大切なものが確かにここにあるのです。
    生きることを諦めないでよかった。
    ありがとうございます。感謝。

    山田 秋







    手(hand)
    右利き(ボールペン / 三菱鉛筆 [Uni-ball Signo 極細0.38])





    紙(paper)
    遠くにいる大切な人宛(レターセット / 榛原 [木版摺 色ふち])





    人(person)
    山田 秋(22歳 / 学生・和装技能士)

    入筆時間
    半日
    好きな言葉
    善きことは、カタツムリの速度で動く。
    好きな本
    堺雅人「文・堺雅人」
    最後に手紙を書いたのは?
    5日前に母に
    手紙人になった感想
    1対1の手紙はよく書きますが、こういう手紙は初めてでした。
    これからも書いていきます。
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